重症化しないための事前対策
「あなたは糖尿病です」という検査結果が出た場合、当然ですが、専門の医師による治療をしっかりと受け、正しい血糖のコントロールをすることが大切。
では、糖尿病ではない、もしくは予備軍であると診断された場合は、どうでしょうか。
境界型糖尿病とは、いわゆる予備軍で、2型糖尿病の前段階にあたります。だからと言って、あなどってはいけません。
体への負担は2型と同じくらい高いのです。
そもそも糖尿病の発症にはメタボリックシンドロームが深く関わっているのではないかとささやかれています。
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満に加え、高血糖・高血圧・高脂血症のうち2つ以上を合併した状態を言います。
肥満かどうかは、BMI(ボディマス指数)の計算式で判断できます。
BMI=体重○kg÷(身長○m×身長○m)
身長はm単位です。つまり身長150cmならば1.5mで計算します。
この計算で割り出された指数を以下の項目に当てはめてみてください。
◇18.5未満なら低体重
◇18.5以上25未満なら正常
◇25以上30未満なら肥満(1度)
◇30以上35未満なら肥満(2度)
◇35以上40未満なら肥満(3度)
◇40以上なら肥満(4度)
またBMIだけでなく、体脂肪率からも肥満かどうかがわかります。
体脂肪率は、女性20~25%、男性15~19%が適正な目安といわれています。
ただ、内蔵型脂肪肥満の中には、上記のBMIなどを使っても数値として表れにくい場合があります。
筋肉が少なく、脂肪の多い、いわゆる隠れ肥満というケースです。
肥満に隠れ肥満があるように、隠れ糖尿病というものも存在します。
飲食後、数時間だけ高血糖となる状態を言います。
これが長期間にわたると、通常の糖尿病と同じように合併症の発生率が高まってしまいます。
肥満やメタボではなく、はっきりと症状のない場合でも、かかっていないとは言い切れないのが糖尿病なのです。