確実に治すための糖尿病検査ガイド

重症化しないための事前対策

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症状について

どんな病気?

病名が「糖尿」ですので、尿に糖が出る病気と思われがちですが、実は尿に糖が出るのはかなり進行してからの症状なのです。
実際の診断では、尿糖よりも、むしろ血液中のブドウ糖の量が判断の材料となります。

一度発症してしまうと、糖尿病は残念なことに完全に治すことができなくなります。
糖尿病に深く関わっている臓器に膵臓がありますが、この膵臓は、いったん侵されてしまうと、もうもとの状態には戻せなくなるからです。

このため、糖尿病は予防と早期発見が何よりの手立て。
もしも糖尿病になってしまっても、早めに治療を始めれば、それだけ症状は軽くなります。
一生つき合うことになるかもしれない病気だからこそ、正しい知識を身につけておきましょう。

病名の由来

古代エジプト文明には、「尿がたくさん出る病気」として、これが糖尿病ではないかと思われる症状の文献が確認されています。
この「尿がたくさん出る病気」の記述は紀元後の西洋でも見られ、このとき、ギリシャ語によってサイフォンという意味のdiabetes(ディアペデス)という病名がつけられました。
日本で、この病気の名前が糖尿病と統一されたのは二十世紀に入ってからのことです。

日本で初めての糖尿病患者?

「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」
今から千年ほど前に読まれた歌です。
「この世界は私のものだと思う。今夜の満月が欠けているところもないように(完璧に)」
語訳としては、こういったところでしょうか。
 
さて、この教科書にも載っている有名な歌の作者が誰か、皆さんはご存知ですか?
栄華を極めた平安時代の公卿、詠み手は藤原道長です。

この藤原道長ですが、残されている文献などから、日本で初めて確認された糖尿病患者ではないかとささやかれています。
道長は、この世を自分のもののようにコントロールできたかもしれませんが、きっと血糖値はコントロールできなかったのでしょう。62歳で病没しました。
インスリン注射など、もちろん存在しなかった時代です。

 
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